ぐらんぴ日記

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ふと思い出した子供の頃


昨日はサンスポ講座のあと、例によって新宿いれーぬ。
帰宅したのは12時ちょうどぐらいか。
玄関のドアを開けてあがろうとすると、カミサンが突風のように飛び出してきて、「待った~!」
手には消臭スプレー。呆然として立ちすくんでる亭主の頭のてっぺんから爪先まで、かついでるリュックまでプシュープシュー。
つまり呑んでくると全身に染み込んで匂いたつ煙草の煙の侵入を撃退しようというわけ。
我が家は二人とも煙草を吸わなくなって幾歳月、室内にはまったく煙草の匂いが存在しないから、ぼくが帰ってくると「玄関から煙草の煙のかたまりが突進してくる」と表現するような現象を呈する。
いや、確かに煙草の煙の充満する酒場で数時間いれば燻煙状態になるわけで、本人はいつの間にか鼻が麻痺しているけど、まさに「煙のかたまり」となって帰宅することになるわけだ。
最近はジャケットなど衣類はすぐに脱いで洗面所兼用ユーティリティにぶら下げておくようにするのだが、昨日はスプレーをかけられた上でまる裸になるよう命令された。ガス室に入れられる囚人である。

この時玄関でカミサンからスプレーをぶっかけられながら思ったのは、子供の頃の思い出。真冬、猛烈な吹雪のなかを学校から帰ると、玄関のところに立ちはだかっているのは母で、何を持っているかというと竹箒(ほうき)なんである。

ぼくの生まれた稚内という町は、冬の吹雪はハンパではない。地を這うようなブリザードとなって下から顔面にアッパーカットを食らわすような暴風と粉雪である。
当時は今のように化繊のツルツルしたアノラックとかダウンのコートなんてない。たいていは密に織ったウールのマントである。こいつはケバだってるから雪がこびりつく。毛玉のように小さな粒にまた雪がついてゆき、五分ぐらいの登下校の間でもブリザードなら小さな人間雪だるま状態になる。
家としても、そんな雪だるまをそのまま入れるわけにはゆかない。そこで母が竹箒を持って鬼のようにぼくの体を殴り(文字通り)こびりついた雪をはたき落とすわけである。
こちらは零下何度ものブリザードのなかを南極探検のアムンゼンみたいによろよろと帰りついたわけで、体はガチガチに冷えきっている。一刻も早く赤々とストーブの燃える部屋に入りたい。しかし母はぼくの体の全身にこびりついた雪のあらかたをはたき落とすまで入れてくれなくて、もう、あの竹箒で叩かれながら待つ玄関での数分の長かったこと!

消臭スプレー吹き付け作業がすむまで玄関から入れないぼくは、雪国での子供時代、母の雪払い作業を懐かしく思い出していたのである。
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官能作家・館淳一。趣味は路上観察、雑学研究からセーラー服ウォッチング、美女装子探しまで、なんでも探索。
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