ぐらんぴ日記

mixi上で「ぐらんぴ」が書いている日記の引っ越し版です。文字サイズ変更できます。

こんなやつらが評論家。

本来は twitter ネタなんだけど、テキストがオンラインにないので、こっちに書いておこう。
『本の雑誌』1月号で、「新刊めったくたガイド』の金子のぶお氏『イチローと村上春樹は、いつビートルズを聴いたのか』(PHP研究所)という本について言及している。副題は「サブカルチャーから見た戦後日本」。村上春樹だけでなく、小林信彦、片岡義男、植草甚一あたりが出てくるそうだが、西村幸祐という保守系評論家と音楽評論家で日本政治思想史研究者の杉原志啓なる人の連続対談本なのだそうだ。
そのなかのこういう一節。

西村▼日本では大藪春彦さんがいましたね。あの粘着質の文体はすごかったな。
杉原▼『甦る金狼』とか、そういうものね。だったら、この『ミステリマガジン』って、まだあるんですかね?
西村▼わからない。ハヤカワでしょ、これ。早川書房自体はありますよね。


金子のぶお氏は「こういう人たちに「文化的退嬰」とか「現在の混乱する日本は行く当てのない滅亡への漂流に彷徨いだした」とか言われても……って感じですね」と呆れている。
『ハヤカワミステリマガジン』はちゃんと書店の本棚に並んでるでしょ。文芸評論する人が書店行ってないの。『Will』しか目に入ってないのか。

「怒るより前に、毎ページツッコミどころ満載。どうしたらお二方のような発想にいたるのか、そこいらに注目すると、とっても興味深く読める本なのでした!(棒読み)」と、「紋切り型の日教組&団塊の世代批判。そういう類の右翼言論本」を茶化して斬ってる。

これ読んで、たとえば杉原がいきなり「甦る金狼」をミステリマガジン連載ものだとするあたり(まさかね)、問われて西村が「(ミステリマガジンがあるかどうか)分からない」とする部分、編集者が「どうかな」と思うはずなのに、どうして活字にする段階で「無知をさらす恥ずかしい発言」を刈り込まなかったのだろうかと不思議に思う。
その編集者も無知なのだったろうか。いや、出版界にいてそれはないだろうと思う。だったら考えられるのは、この二人に好意を抱いてないという理由だ。案外そうかもしれない。「こいつらこんなにバカなんですよ、笑ってやってください」という意地悪な意図が「ツッコミどころ満載」のトンデモ本にさせたのか。
読んでみたくなるではないか。(笑)
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官能作家・館淳一。趣味は路上観察、雑学研究からセーラー服ウォッチング、美女装子探しまで、なんでも探索。
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