ぐらんぴ日記

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池袋の居酒屋「おもろ」

名物編集者大村彦次郎の三部作のうち『文壇栄華物語』(ちくま文庫)を読み始めたら面白かった。伊藤整の『日本文壇史』は明治時代の作家たちを描いているが、これは終戦後に登場した「中間小説」の作家たちを逸話を多く交え、当然スキャンダルも含めて描いている。大宰治の心中事件など薦をかけられた遺体(おそらく大原富枝)の現場写真まで載ってる。
そのなかで私小説作家岡田三郎の陋屋での窮死についての記述。

「その晩、形ばかりのあわただしい通夜を済ませたあと、楢崎(読売新聞文化部記者)は作家の新田潤と同僚の記者三宅正太郎の二人を誘い、池袋西口の酒亭『おもろ』へ寄った。三人は浄めの酒を口にしながら、岡田がなぜ没落したかについて交々語りあった」

若い妻を結核で亡くし自分も肺をやられ幼い遺児三人を残して逝った岡田三郎はこの昭和29年、64歳であった。今では誰も知る人もいまい。ぼくも名前だけうっすらと覚えていたぐらいで、作品はもちろん読んでいない(だろう)。しかしまた見事なほどの陋巷での無残の死であった。
まあその死にざまはともかく、ここでぼくの目をひいたのが酒亭「おもろ」である。

池袋西口のこの店の名はよくあちこちで登場する。最近は有田芳生のブログでお目にかかる。沖縄料理の店で泡盛が出る。泡盛は苦手なのだが、店の雰囲気はよさそうだ。昭和29年の「おもろ」と同じ店、同じたたずまいなのだろうか。
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官能作家・館淳一。趣味は路上観察、雑学研究からセーラー服ウォッチング、美女装子探しまで、なんでも探索。
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