ぐらんぴ日記

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私が住んでいた札幌の家 2012年04月19日



円山時逍館

『レトロな建物を訪ねて』というブログをなんとなく観ていたら、札幌の旧建築が紹介されていた。「城下医院」というのがあって、「おお、それは私が住んでいた家のすぐ裏」なんて思ってたら、その次に「円山時逍館』というのがあった。
「はて、そんな館があったかいな」と思って観てみたら、びっくりした。
私が中学、高校時代を暮らした家だった。(*_*;)

http://gipsypapa.exblog.jp/17835950/

二階の左端の窓が私の勉強部屋だった。
もともとは私の父親の兄、伯父の家であった。
私は中学校2年生の夏に稚内から札幌の中学に転校して最初は下宿という形になった。
しかし下宿したとたんに未亡人だった伯母が自殺してしまったので、誰が住んでこの家を守るのかが問題になり、稚内にいた私の母が移ってきて暮し、父は稚内と札幌の間を往復するようになった。
私は下宿一ヶ月にして下宿先が自分の家になってしまったわけだ。
私以前に長兄、次兄が下宿していたが、長兄は東京に出て東芝に就職。私は大学が日大で東京に就職、スピンアウトしたあとも東京に住んでいた。
次兄は北大にいて助手だったから次兄が一番長く母親と同居していたことになる。
父親と母親はともに死ぬまでこの家で暮らした。
父も母も亡くなり伯父の息子娘(私にすれば従兄姉)たちも戻らないので、二十年ほど前に大部分が売却された。建坪は300坪ほどあったが、今は正面3分の1、洋館部分しか残っていない。この洋館部分は福岡に暮らしている伯父の長男(九州大の教授だった)の未亡人が所有し、賃貸に出されている。

伯父は戦後、ここを購入したようだが、もともとは札幌の銀行の頭取が持っていた家だそうだ。設計者などは分からないが、昔ふうの札幌住宅の典型に近いということで、よく写真家が撮影させてくれと言ってきていた。
玄関から入ると玄関ホールが広い。階段部分が吹き抜けのようになっている。私の出版社時代の同僚が札幌取材の際に訪問したことがあるが、「玄関を開けてごめんくださいと言うと、こだまが返ってきた。そんな家は初めてだ」と言っていた。
私が下宿していた頃、つまり伯父や伯母が住んでいた頃は表玄関を使うのは主人と来客だけで、家族や下宿人は脇玄関を用いるように言われていた。それとは別に通用口もある。南面した庭と裏庭が広く、家庭菜園で母がいろんなものを栽培していた。その部分は今、他人の家が建っている。

私も札幌に帰った時は、次兄のマンションのすぐ近くなので前を通って覗いてみるが、建築家デザイナーが共同で事務所として借りているらしく、内装をきれいにして使っている。
しかし半世紀も前、私が暮らしていた家がネットで観られるとは思っていなかった。通りからの眺めなら、いまは Google マップのストリートビューで見られるけれどね。

イイネ!(18) 黒木仙伍 みゆき(M1号) かおる姫 Mio gorosan わち きた Commander-紫弩 退会したユーザー のぶ翁。
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コメント
ぐらんぴ 2012年04月19日 08:22
「円山時逍館」で検索すると、現在、事務所として使っているオーナーたちのホームページがあり、そこに事務所の写真が掲載されているんですよ。「ありゃ、おれが高校時代、オナニーしまくってた部屋がこんなふうに使われてるんだ」と思うと、なかなか感慨深いものがあります。(笑)

ぐらんぴ 2012年04月19日 08:25
たとえばここ。
一階左の、かつては暖炉とピアノが置かれていた洋風応接間でした。
http://www.sapporodesignweek.com/2009/1037/ナダモト/

ぐらんぴ 2012年04月19日 11:48
二枚目に冬の写真を載せた。屋根の雪おろしと玄関前の雪かきは私の仕事だったので、これは大変だった。玄関前が広いのも考えものである。屋根の雪おろしは、よく雪と一緒に転落した。

ぐらんぴ 2012年04月19日 12:02
神経を病んでいた伯母は、ある夜、裏手の物置で首を吊って自殺しました。その物置はそのまま残されて、石炭と漬物樽の保管場所になっていたのです。石炭や漬物を運ぶのは私だったので、夜中に取りに行かされるのが死ぬほど怖かったです。(;_;)

ぐらんぴ 2012年04月19日 15:22
いや、その物置は昼でも薄暗く、入りたくないようなところで……。漬物樽は人間が一人すっぽりおさまるぐらいの大きさで、それ二本か三本にひと冬で食べる漬物(大根とキャベツ)が漬けこまれていました。冬は表面が凍るのでナタで氷をかち割って漬物をとり出します。冬は野菜類が極端に不足するので(今のようにスーパーとかコールドチェーンが無い時代ですから)漬物は貴重な食物繊維とビタミンCの供給源でした。
ぐらんぴ
ぐらんぴ2012年04月20日 09:45 削除
この家で一時期は、12,3人が暮らしていたことがある。大家族制度の名残り。お手伝いさんだけで3人いた。

ぐらんぴ 2013年04月01日 07:12
1年後の3月31日、札幌の義姉から電話があって「あの家の土地が売却されることになった」と連絡があった。当然、築83年の邸宅はとり壊し、更地にされる。まあ、これ以上の保存修復はとても無理だったから仕方ないだろう。私は遺産相続の列に連なっていないので権利関係は皆無。いくばくかの感慨が無いわけではないが、たぶん取り壊しにあたっても見に行くまではしないだろう。
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官能作家・館淳一。趣味は路上観察、雑学研究からセーラー服ウォッチング、美女装子探しまで、なんでも探索。
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