ぐらんぴ日記

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白内障手術 2012年02月28日


聖路加病室

2月27日(月) は聖路加病院で白内障手術。
手術することは1月に決めていて。すぐにでも出来たのだけれど、聖路加の眼科が国際眼科学会の主催病院になっており医師スタッフが大忙しだというので、学会が終わるのを待って2月末になった。その間に身体検査、血液検査(手術に支障のある疾患がないかを見る)を受ける。2月3日に手術前告知を受ける。「安全な手術ですが100パーセントではないです」という説明でかなりビビる。最悪、失明もある(1万件に1件)と。怖いでしゅ。
この説明は一応義務としてなされるべきことなんだろうが、他の白内障専門眼科で手術を受けた人は「そんなの聞かされなかった」と、医療機関にバラつきがあるようだ。
聖路加病院では、手術前日に入院し手術当日も入院、その翌日の術後検査を受けて退院――という2泊3日の入院手術を推奨している。私は未だ入院したことがないので、これを機に入院生活を体験してもいいかと思ったが、全病室が個室の聖路加は差額ベッド料金が高いの高くないのビックリなので、日帰り入院手術にしてもらう。これは朝に入院して手術後、個室で必要時間、安静。その日のうちに退院するというシステム。ホテルのディユースのようなものだが、シティホテルの一泊料金と変わらない料金なのである。まあ束の間、入院生活を味わえるのもよろしかろう。
22日(水)に術前検査。風邪もひかずに手術当日を迎える。
早起きしてシャワーを浴び入念に洗髪(一週間禁止)。ひとりでトコトコ地下鉄で築地に。さすがに生まれて初めての手術らしい手術。いかに「簡単、 安全」と言われても最悪失明もあるよと言われてはやはり緊張するもんです。
8時に診察受付。この時間に来るのはみな白内障手術患者。おおよそ10人が手術仲間らしい。私は年齢的に真ん中ぐらいかな。
まず術前検査。手術を受ける左目はモヤモヤがひどく、矯正視力はついに0.2を切った。もはや役にたってない状態。
「体調に変化はないですね〜」と主治医の興水女医(若くて童顔)にGOサインを出されてから入院受付へ。入院承諾書、保証人同意書を提出。スーツ姿の女性スタッフに案内されて8階の病棟へ。個室に入ると設備の説明をすることシティホテルのスタッフと同じ。ビルの間に隅田川が見えるけど、窓が小さい。料金のわりにちょっと狭いかなあ。
9時、病棟看護婦がやってきて、私の手術は11時からだという。順番はだいぶ後らしい。読む本を持ってこなかったので2時間どうしようかと思っていたら、NHKBSで「世界鉄道の旅〜アンデス高地」をやっていたので、愉しく見る。富士山より高い4000メートルぐらいのところを走るのだ。
ただし30分ごとに二種類の点眼薬を注さないといけないので、けっこう忙しい。
途中で手術着を着せられる。パジャマは持参したのだがズボンでもかまわないというのでそのまま。スリッパは持参。
11時05分、少し遅れて看護婦が車椅子で迎えにくる。まだ何もしてないんだから歩いて行けるんだけど、喜んで乗る。生まれて初めての車椅子。ラクチン。四階の手術室を入るとドアというドアはすべて自動。進んでゆく廊下のドアがどんどん開いてゆくのが映画のシーンみたいだぞと、思わず感動。
手術室はいろんな機器が雑多に置かれた真ん中に手術台。外科手術だと無影灯が主役みたいに存在するけど、眼科では巨大潜望鏡みたいな顕微鏡が手術ベッドの頭の上に覆いかぶさっている。スタッフは男女8人ぐらいがいてワイワイがやがや大声で話しながら動き回っている。
白内障手術は局所麻酔だけなので、一部始終が意識ある状態で行われる。全部いまのところ覚えているけれど、面倒なので省く。
「痛くないよ」と言われていたけれど、まず消毒の段階でしみて凄く痛い。誰だ痛くないなんて言ったのは。イソジンも使ってるらしいから、そりゃあしみて痛いわな。
巨大顕微鏡は覗き口が三つぐらいあり、施術医(若い女医さん)の他、二人ぐらいの医師が診て、ああだこうだと意見を交換する。彼らは世間話的な(話題は医学的なんだけど)ことを大声でしゃべり続けるのでうるさい。どうして大声なのかと考えたら、マスクをしているので、ふつうの声だととおりにくいんだろうと分った。
「まっすぐ前を見ろ」「右を見ろ」「左を見ろ」「下を向け」といろいろ注文されるのでそれに応えるのが忙しい。胃部X線検査を受ける時みたいに目をいろいろ動かさなきゃいけないし、もう一方の目も瞑ったりしちゃいけないし(麻酔のせいか、まばたきしたいという欲求は余り起きないんだけれども)「全身麻酔のほうがラクだなあ」と思う。
麻酔がきいてくると痛みはないんだけど、眼が開きっぱなしなんで何かしているのが見えるんだよね。視界がいろいろ変化する。「手術ちゅうは眩しくて何も見えない」というのは嘘でしゅ。ポラックの絵みたいな抽象的な形状と色彩が乱舞する。
「すぐ終わるよ」と言われてたけど「けっこう長いな、疲れたな」と思う頃にようやく終了。分厚いガーゼをべったりと貼り付けられて「終わりました。無事なにごともありませんでした。お疲れさま〜」と言われる。
迎えにきた看護婦によって病棟へ戻されるベッドに横になったのが12時ちょっと過ぎ。待機時間などを勘案すると手術室にいたのは20分ぐらい。実際にかかった時間は15分ぐらいだと推測する。
さすがに精神的に疲れてぐったりしてると主治医が回診。「無事すみましたからね、心配いりません」とだけ言って出てゆく。いれ違いに家人がやってくる。帰りに付き添いとして必要なのでもっと遅くていいのだが、家にいても心配なので早めに来たという。
午後1時には軽食が出る。包装されたロールパン2個、雪印6Pチーズ一片、プラ容器入りいちごジャム(スプーン3杯ぐらい)、リンゴ2片、牛乳100㏄。
絶対食中毒にかかりません的無味乾燥軽食(あとで請求書みたら自費で260円だった)。パンは1個残す。
少し眠る。家人によればいびきをかいて心地よさそうだったという。前夜熟睡してないからね。
午後4時すぎに薬剤師がきて、服薬点眼薬を渡してくれて説明を受ける。4時半、請求書が届いたので、看護師に見送られ歩いて病棟を出、一階で退院手続き。
およそ9時間の入院生活を終えてタクシーで帰宅。非常に空腹だったのですぐ中華料理の出前を頼み、食べてすぐ寝てしまう。目はなんだかゴロゴロして違和感があるが痛みはない。まあ無事にすんだのだから失明することはないようだ。

――ということで、白内障手術とはそんなものです。いずれあなたもそれを体験すると思い、参考になればと報告します。
ちなみに付き添いを手配できない人の場合は、最低でも1泊2日入院ということになるようです。

イイネ!(15) Sheena  霞  くまくま('(ェ)')  *hana*  あみ  安達O@只今減量中  しのざき  みーや  ひな_shella  万里
==============================
コメント

ぐらんぴ 2012年02月28日 19:49
白内障専門病院だと、患者が並んで待たされていて、次から次へと手術室に運ばれては出てゆくのを眺められたというけど、私の場合は複数の手術室で、病室からその都度連れてこられる患者を施術しては戻すということを繰り返すらしく、行きも帰りも他の患者とすれ違うというもことはなかった。

よしこ 2012年02月28日 20:13
ご無事に退院おめでとうございます。
しばらくは、お大事にしてください。
コメント

猫神博士 2012年02月28日 23:39
退院おめでとうございます。
だいたい手術前の説明って、「成功率は高いけれど絶対ではない」と言われますね。
要するに「失敗しても運が悪かったとあきらめなさい」と、先に言い訳してるんだと思います。
母親のくも膜下出血の手術の時なんて、さんざん脅かされたものです。
コメント

ぐらんぴ 2012年02月29日 00:52
>よしこさん ありがとうございます。手術後は目に入れたレンズがすぐに定着しないので、ぶつけたり激しく動揺することを禁止されていて、転んだりしないよう当分気をつけるようにと言われました。ただでさえ足元が危ない人間なのでハラハラしそう。一番やりそうなミスは痒かったりして無意識に瞼をこすったり揉んだりすることですね。寝ている時は当分、ギッテルという金属製の穴あき眼帯を保護のために着用するよう言われました。

>猫神博士さま ありがとうございます。貴兄も入院生活長かったですからね、日帰りなんてなんじゃそれと思われるでしょう。本当に、手術前の告知は失敗してもごめんね、という感じですね。私の兄の脳の治療の時など「治療を施しても成功率は半分」と言われると迷ってしまいます。
別の知人は「成功率30パーセントですよ」と告知されても「このままで治らないのなら30パーセントに賭ける」と脳手術に踏みきりましたが失敗しました。慰める言葉もありません。

ひな_shella 2012年02月29日 03:37
退院おめでとうございます。
手術は幾つかしましたけど、眼科の麻酔がイチバン怖いですよね。
なんせ、目がボンヤリ見えてるんですから…

手術前説明でいちばん怖かったというかビビったのは
「失敗したらゴメンネ、あと悪性だったらそのまま広範囲切るからよろしく!」な文面だったときです。「イヤとはいえないなあ」とビクビクしながら署名しました。

コメント

ぐらんぴ 2012年02月29日 10:08
>ひな_shellaさん ありがとうございます。何回も手術されたですか。それは大変でしたね。一番簡単安全な白内障でもかなりビビったのですから全身麻酔やるような手術だと、私、ビビリまくでしょうね。
私も同じような説明受けました。「いざ切ってみたら、予想外に●●で……」のあとが失神しそうに怖かったです。(;_;)

くまくま('(ェ)') 2012年03月01日 13:49
お疲れ様でした。そして手術成功、おめでとうございます。初めての入院でこれだけいろいろと覚えていらっしゃるなんて、落ち着いておられた証拠ですね。胆力のある方だなぁと感心しました。かつてサイボーグと呼ばれた(*’(ェ)’*)より
コメント

長田一美 2012年03月02日 13:41
全部見えるというのが オソロシイです。本当に無事でなによりでした。
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