ぐらんぴ日記

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羽状複葉とコミカンソウ 2011年11月18日

さて、二回にわたってナガエコミカンソウについて記述してきたんですが、さらに調べてゆくと、コミカンソウ(在来種)やナガエコミカンソウ(帰化種)について、面白い特徴が分かりました。
まあ、知ってもなんの役にも立たない知識ですから、植物に興味のない人はスルーしてくださいね。

コミカンソウもナガエコミ……ええい面倒くさいナガコミくんも、「一見、羽状複葉に見える」葉をもっています。
羽状複葉(うじょう・ふくよう)とは、読んで字のごとく、鳥の羽根状に葉がついている形式を言います。説明図(上写真)とイワザンショウ変種の二回奇数羽状複葉の写真(下)を挙げておきますね。

羽状複葉

イワザンショウ




葉がこのように分岐しているのは、草木のなかでは珍しくありません。樹木でもあります。植物のなかでもごくありふれた葉のつきかた。代表的なのはマメ科のネムノキとかオジギソウとか。



そしてコミカンソウやナガコミくんも、葉の分岐のしかたを見ると羽状複葉に見えます。私もてっきり羽状複葉だと思いました。
ところが、どの図鑑を見ても(多くはネット上のですが)「これは羽状複葉ではない」と書いてます。羽状複葉でない葉のつきかたというのは単葉ということになります。単葉が互生(たがい違いに生えている)しているだけのことだというのです。
だって、どう見たって羽状複葉じゃん。

ナガエコミカンソウの花と実

しかし上のコミカンソウの葉っぱを注意深く観察すると、葉柄(ようへい=茎、枝と葉をつなぐ部分)の根元から花や実が出ています。
羽状複葉はそんなことはありません。その前に掲げたイワザンショウの写真を見ると、葉列の一番根元に花や実がついているでしょう。途中で出るということはないのです。
葉のつきかたも羽状複葉のような対生(たいせい=葉と葉が向かい合って生える)ではなく互生だというところから違う。なるほど……、ですが、不思議なもんですね。
これは植物学的にも「不思議」なんです。常識破りの葉のつきかた(分岐型)をしている。

そこでコミカンソウとナガコミくんの二種に関しては「コミカンソウ型分岐」として特別扱いになっているのです。
では、他の植物はどうかというと、分岐のしかたについては「非コミカンソウ型分岐」になるわけです。ゴマン対2。いかに特殊な植物かお分かりでしょう。

そういう植物なら探して見てみたい。

そうお思いになる人もいるかと思いますが、どこにでもあるようで探すと見つからないのがコミカンソウだそうです。アフリカ熱帯産のナガコミくんのほうは千葉が北限ですからそれより北の寒冷地ではまだ発見されていません。
私やのぶ(nob)さんが発見できたのは、かなりラッキーというべきなんでしょうねえ。そう思うとますますツツジの植込のなかから駆除しにくくなるじゃないですか。(笑)

イイネ!(4) きた Commander-紫弩 冴月さくら Mio
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コメント

ぐらんぴ 2011年11月18日 09:54
羽状複葉は、先端に一枚葉がつくのを奇数羽状複葉、つかないのを偶数羽状複葉といいます。大きな茎が分かれてそれぞれに複葉がつくのを二回羽状複葉といいます。路傍の草で羽状複葉の植物を見つけたら、「これは奇数かな、偶数かな、一回かな二回かな」と鑑定する習慣をつけると散歩の楽しみが増します。
ちなみに三回羽状複葉というのはナンテンしかありません。もし三回羽状複葉というのを見つけたらそれは自動的にナンテンです。
――こういうことを繰り返しているうちに「ん、これはヘンだな?」と思う羽状複葉に見える植物に出会ったら、たぶんそれがコミカンソウ、あるいはナガエコミカンソウウです。

Mio 2011年11月18日 11:23
ナガコミくん、駆除出来ませんね^^

探すのに力入れてみたくなりました(笑)

ぐらんぴ 2011年11月18日 15:00
>Mioさん 力を入れるとよけい見つからない場合もあります。気楽にブラブラと他の植物も観察しながらというのがいいのではないでしょうか。古本を探す場合もそうですね。

ぐらんぴ 2011年11月18日 15:03
これは自分の心覚えのために書いておくのですが、羽状複葉というのは、一列の複葉全体を一枚の葉と考えるのですね。もともとは大きな一枚の葉だったのが、切れ込みが出来て最後には分裂してしまったのが羽状複葉。もちろん他の複葉(掌上複葉)も同じです。ですから花や実はその複葉全体の根元にしかつかない。羽状複葉の葉一枚一枚は「小葉」と呼ばれます。

Mio2011年11月18日 16:34
では、ぶらぶら~と。
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