ぐらんぴ日記

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場末志向 2011年09月02日

basue_ra-men.jpg


このことは『女子高生博物館』という作品のなかでも、私になりかわった主人公に述懐させているのだが……。

男の遊びをするにしても、広く世に知られている「名店」「人気の店」というのに食指が向かない。場末にあって、どう考えてもふつうの人間なら二の足を踏む、入ってみれば鬼が出るか蛇が出るか、というような店に惹かれるのである。理性は「やめろやめろ」と言うのだが、つい足を踏み入れてしまう。それで地獄を見たのは何度もある。

食い物でもそうで、「ここで食べれば絶対安心」という店は、緊急時とかまったく頭が働かない場合を除き、足が向かない。「いや、ここは外見だけでもダメだろ」という店の前で足が止まるんである。
おかげで営業停止直前の高田馬場、音楽喫茶『らんぶる』なんてのも入ったしね。

2001年のことだ。廃墟としか思えないのだが暗い店内にぼんやりと明かりが点いていて「営業ちゅう」の看板が。
どう考えても、これは何かの罠だとしか思えない。
しかし入ったのですよ、怖かったから人に頼んで一緒に。(^_^;)
いや地獄でした。鬼が出てきました。(;_;)
コーヒーカップ洗ってなかった。(;_;)(*_*;)

ramble_tennai.jpg


奥の座席には布団が敷いてある。脱ぎ捨てた寝衣が見える。
音楽喫茶なのにラジカセが一台。しかも鳴ってない。
どうやら店の奥で寝泊まりしている店主が、何年に一度かの客の到来に、目を輝かせておしゃべり攻撃。トラップがかかって出られない。逃げられない。
地獄の一時間。(;_;)

こないだもそういう店入りましたけどね。馬場さかえ通りの『プランタン』。
どう考えても客足が途絶えて主人が死んで家族が夜逃げしてそのままになってる喫茶店。でもやってる。
入ってしまうんだね~。(;_;)
鬼も蛇もいなかったけど、ある種の地獄ですな。時間が止まったレトロ地獄。
いや、常連さんはけっこういるみたいですがね。
熱帯魚の水槽があるのはいい。ちゃんと明かりがついている。
よく見ると水が入っていない。(*_*;)
魚もいない。(当然だ)
説明しようがないガラクタみたいなのが入ってる。
ドアのところに石灯籠が。
いろんなものが置いてあるけどすべて脈絡なし。
ぼくは呑まなかったけどコーヒーが「ぬるめのお風呂の温度」(;_;)
どうしてあの店でやって行けるの。
??と言いつつ、ついまたフラフラと入ってしまいそうな私がこわい。(;_;)

こないだは、予定外の外出で昼めし食いに麻布十番へ。
いや巣鴨の「とびねこ」でラーメン食おうかと思ったけど、それまでもたないぐらい空腹で、なぜか「肉野菜炒めが食いたい」
麻布十番はおしゃれな店は650軒ぐらいあって中華系だって850軒はある。
しかし、ふと通りがかった店が……。
「やめろよ、おい」
と囁く私。
「案外、こういう店がうまいんだお」
と唆す私。
私の三流志向アンテナをビンビンと震わせる。

結局、入って肉野菜炒め定食850円食べましたん。
味はふつーでしたが店内はきちゃなかったですなあ。
でも地獄まではまだもう一歩も二歩も。
店主がまだやる気あるお兄ちゃん。
本来、「なんで客が来るんだよ」という感じの痩せた肺病病みみたいなハゲたおやじがむっすりと煙草くわえながらフライパンをもそもそ煽る、というぐらいでないとね。

(写真下が、最末期の『らんぶる』店内。営業してたんですぜ、これで)

イイネ!(13) ワグマ 安達O@只今減量中 サユリん☆ Y嬢 Commander-紫弩 haru misaki きた 若にーる ゆずきいくと
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コメント

のぶ翁。 2011年09月02日 10:40
ぐらんぴさんも、あぶない趣味をお持ちですね。

この分野では、四年くらい前に、それこそ
「いや、ここは外見だけでもダメだろ」というお店ばかりを
二人の筆者が体当たりで訪ねた、探訪エッセイがあります。

菅野彰・立花実枝子
『あなたの町の生きてるか死んでるかわからない店探訪します』
(新書館)
http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4403220495/ref=pd_cp_b_0_cm_cr_acr_img?ie=UTF8&showViewpoints=1


紹介文はこれなど:

http://www1.odn.ne.jp/kamiya-ta/anatanomachino.html


ぐらんぴさんと、この二人。どっちが地獄を見てきたか?

ぜひ、ご一読を。

ゆめち 2011年09月02日 12:46
らんぶる
知ってますが すごく気になってましたが
とても怖くて入れませんでした

今度いろいろ探検記を伺いたいです

ぐらんぴ 2011年09月02日 13:58
>のぶ翁さん
はあー、すごいですね、その本。(*_*;)
企画でやるとなると大変かも。
しかし私のような三流志向(ゲテモノ志向ともいう)の持ち主はけっこう多いんですね。中島らももそうだったようで、ひどい店であればあるほどアンテナが刺激される。何なんでしょうね、これは。
一種のマゾヒズムかもしれません。

ぐらんぴ 2011年09月05日 07:14
飲食店で、特に喫茶店などで「昭和レトロ」と言われる店の共通点は、こうやってみると「内装、調度、装飾品に一貫性がない」というところにあるのだと思う。
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