ぐらんぴ日記

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団鬼六師逝く 2011年05月06日

団鬼六


団鬼六師が逝かれた。
うーむ、震災後だったから行けなかったのだが、無双舎の団鬼六賞受賞パーティがお目にかかれる最後の機会だったかな。
この世にSMという語をもたらし、SM小説というジャンルを切り開いたパイオニアだ。
いつだったか「もう千草も蘭もいない。おれが死ねば、カン、おまえがナンバーワンだ。おれに早く死んで欲しいだろ」と言われて仰天した。(*_*;) 団さんは私のことを「カン」と呼ばれた。団鬼六、蘭光生とくるとカン淳一が語呂がいいからかな。
「いえ、めっそうもない」とひたすら恐縮して冷や汗かきましたがな。いったい私のことをどう考えていたのやら。(^_^;)
ほんの数回ではあったが謦咳に接する機会があっただけでも幸いであった。
しかし、いろいろ病を患われながら、よくここまで生き延びられてこられた。晩年は飄々と達観されて過ごされたご様子。見習いたいものである。
ひたすらご冥福を祈りたい。合掌。

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コメント
イイネ!(4) misaki haru 来栖美憂 邪太郎

日立ってゆうか現代2011年05月06日 20:35
そうですよ、ぐらんぴさんが変態界を背負って立つしかないです。

団鬼六師のご冥福をお祈りします。

ぐらんぴ2011年05月06日 20:42
いえ、団師の跡を継ぐなど、めっそうもない。私は全然違った道に走ってしまった。正当な後継者はもっと他にいるでせう。というか、SM小説は違うステージに突入してるのです。団師をもって一時代が終わりを告げたのです。

ぐらんぴ2011年05月06日 20:44
享年79。奇しくも永井荷風と同じだ。筆名と裏腹に愛すべきお人柄であらせられた。一夜、ゴールデン街を連れ回されたこと、新宿の大キャバレーにつきあわされたことなど、思い出は尽きない。そもそも私がSM小説家になろうと志したのは、団師の慰労ツアーがきっかけなのだ。

http://jun1tate.blog25.fc2.com/blog-entry-1767.html

猫神博士2011年05月06日 20:54
鬼六師の言葉、冗談半分だったにしても深いですね。
乱歩から清張へのバトンタッチを彷彿とさせます。
おいらは鬼六師の良い読者ではありませんでしたが、乱歩からSMを受け継いだののは、確かに鬼六師だったと思います。
晩年の鬼六師は、趣味人として粋な存在感がありました。
見習いたいものです。
これを機に、関連本なども出発されることでしょうから、そろそろじっくりと対峙することにしようかなと思います。
合掌。

わらねこ@笑夢猫2011年05月06日 22:45
最近、某氏から、あまりよくない…とお伺いしていました。
晩年は、随筆やら、私小説も書かれていて、その人間臭さがたまらなく、素敵だなと思っておりました。

やっぱり、館さんが最後のSMポルノ作家になってしまう気もします。

団さんのご冥福をお祈りするとともに、ぐらんぴさんが長生きして、頑張って下さることを希望します。

Y嬢2011年05月07日 00:07
週刊誌時代に杉本彩主演の『花と蛇』について団さんに伺ったときのこと。
撮影に居合わせた氏は、主演女流の乳首針攻め、強制放尿を目の当たりにして「杉本くんがかわいそうだ」とさめざめ泣いたとか。もちろん、原作はご自分なのですが。
私はその話を聞いて、団さんが大好きになりました。
鬼六賞、行けばよかった…。

冴月さくら2011年05月07日 00:51
団先生は私の本の帯を書いて下さったり、熱海にお座敷を掛けて下さったり……お茶目な笑顔の印象があります。
心からご冥福をお祈り致します。

霞2011年05月07日 11:35
団先生とは、主人と何回かお会いしています。
最後がわかっている小説を、あんなに読んだ先生はおりませんね。
病を得てからの晩年の作品群は、すばらしかったですね。
こころよりのご冥福を、お祈りいたします。
天国で、浮力のない女体とお戯れになるのも、楽しい? かな。

万里2011年05月07日 23:36
鬼六師、逝かれましたか。。。

σ(^^)が、社会に出てから自分で買った官能小説は、まず、蘭光生氏だったんですが、そのうち、千草忠夫氏を知ってからは、それ一辺倒だったなぁ。
80年代は、ほぼ、千草忠夫作品が夜の友でしたね(//▽//;)。

鬼六作品は、なぜか美少年まで(姉の仇討ちに同行して)父の仇やら山賊めいた連中から凌辱される、という「鬼百合峠」は好みだった(笑)。晩年に出た「美少年」では、文字通り、美少年を凌辱する話だったけど、どこかで、そういう嗜好もあったのだろうか。

「花と蛇」も、マジックリアリズム的な、えんえんと同じパターンを繰り返してゆく幻惑的な一大長編に、文庫(当初は角川で、途中で頓挫し別な版元から最終巻が出たよーな気がする)で全巻そろえて、文中のセリフやら見ると敗戦直後みたいなんだけど、少しも古びていない、と感心した覚えがあります。
でも、純ブンガクへの志向があったせいか、後で読んだ作品での文章の古さは、さすがに今様ではなく、あまり楽しめませんでした。

でも――、
団、蘭、ときて館(カン)という脚韻はいいですね。DanRanKan(^^;)。
でも、ぐらんぴ の作品は、まず小説として面白いので、σ(^^)的には、大変、失礼ながら、官能小説本来の目的である、オカズにはならないんだよなぁ(爆)。話が面白すぎる。


千草氏が亡くなって以来、オカズになる官能小説は、σ(^^)の中では、事実上、無い、という感じですね。まー、もう必要もないかもだけど(笑)。

ゼロ年代に入ってからの、たとえばフランス書院のキチク系の作家さんたちは、女性や性愛に対するスタンスが、どこか無機質な印象があり、あまり官能的ではない、つーか(キチク系でない方の作品は、願望充足的とゆーか、たとえば、今までモテなかった高校生やら新入社員が、転校したり、新規配属したりすると、いきなり何のキッカケもなく、身近かな女性たちからモテ始め、しまいにはハーレム状態になる、といった能天気さなので、バカバカしくて、まったくシンパシーが持てない(笑))。

まあ、みなさん、それなりに頑張ってはいるんでしょうけれど、ここ数年、文章で感心したのは、幻冬舎でデビューされた越後屋さんだけだしなぁ<官能描写と、リズムが抜群にいい。
他の人も、もっともっと書き込んでもらいたいのに、一巻完結が多い。今は、長いシリーズは煙たがられるのかな。千草作品や「花と蛇」ほどでなくてもいいけど、やはり文庫1冊分では、ちょっと物足りない。
最近では、夢野乱月という方の新作が、どうやら三部作になるようで、目下、2巻目だけど、やっぱ、サド侯爵ではないが、エロスは長いのが一番だ(^^;)。もっとも、この方の女性に対するスタンスも、ゼロ年代的な無機質さが露わで、あまり馴染めないんだけど。

そもそも、映像の方だけど、最近のAVなどもそうなんだよなー。
なぜ、あんなに電マや、あまつさえ電動ドリルなどの機械総掛かりで女体嬲りを、えんえんとやってるのか、とんと理解できない。つか、劣情に至らない。女性の肉体は、「なまもの(=有機的な器官)」なんだから、それをあんな無機的な機械でいくら責めて苦鳴を上げさせても、なんだか、どんどん醒めてくるのね。
一体全体、作り手は、あれで、見てる方が春情を覚えると思っているのか、ギモンなんだけど、最近のAVは(裏も表も)、たいがい、電マばっかりで、はなはだ感興を殺ぐのだ。
ま、それはそれなりの需要があるので、やってるんだろうから、σ(^^)だけが少数派なのかも知れないけど、あれ、あんまり見てて面白くないんだけどなぁ。

やっぱり「人間」を描いてこそ、エロスだと思うのですが……。
蘭氏はそうでもなかったけど、大好きな千草氏にせよ、鬼六氏にせよ、SMを描く時に、加虐者の目線からだけ、とか、被虐者の目線からだけ、という描写はしなかった。つねに、その両方を行き交って、視点の(故意の)混乱のなかで、ゆらぐ官能を立ち上げていた。そんな気がする。
今様のAVも官能小説も、その視点の往還がないので、あまり劣情を刺激しないのではないか、って気がする。


いずれにせよ、ひとつの時代が終わった、というのは確かですね。
(また、鬼百合峠、読み返してみるかな)

まさに、巨星墜つ、というべきか。ただ、合掌。

CROW2011年05月09日 04:53
驚きました。
私は件の二見のパーティーで一度お会いしただけですが、畏れ多くて近づく事もできませんでした。
私が和服を着るようになったのはそれからだいぶ経ってからなんですが、最初のきっかけはその時の団氏の貫禄溢れた和装に憧れたというのもあります。
謹んでご冥福をお祈り致します。
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