ぐらんぴ日記

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百人一首と津波 2011年03月26日23:06

不謹慎かもしれませんが、毎日閉じこもっているので書くことがない。
今日は百人一首にしましょう。

百人一首をある程度知っている人が、東北地方の津波、と聞けば、まずこの歌を思い出したのではないでしょうか。

契りきなかたみに袖をしぼりつゝ末の松山なみこさじとは
 42番 清原元輔


有吉保氏の現代語解釈を挙げておきます。
「二人(私とあなた)はかたく約束しましたね。おたがいに幾度も涙に袖を絞りながら、あの末の松山を決して波が越すことのないように、どんなことがあっても二人の仲は末長く変わるまいと」

この歌を読んだだけでは完全な意味がとおらない、特殊な歌です。作歌事情というのがあって、その歌がなぜ歌われたのか、その背景を知らないと解釈が行き届かない、そういう歌が百人一首のなかには何首かあるのですが、これはそのうちの有名な一首ですね。後拾遺集に採録された時に詞書(ことばがき)にはこう書かれています。
「心変わり侍りける女に、人に代わりて」
つまり今までつきあってきた女に突然ふられた男がいて、「くやしい~。おれのうらみをあの女に伝えたい」と清原元輔に訴えたわけですね。それで元輔が彼の気持を代弁して歌にしてやった。

だから、ふられた男のうらみつらみがこの歌にはこめられているんです。ただ読んだだけでは分かりませんが、「過去に、二人で愛を誓いあったじゃないか」という内容は、だからもう一つの意味を含んでいるんですね。

なのに、おまえはおれをふった。あの誓いはなんだったんだ。え、なんだったんだよ!?

詰問してるんですね。心変わりをなじってる。ふられた男の哀しい浅ましさが感じられる。だから私はあんまり好きじゃないんですけど。あきらめろよ。(笑)

まあ、本人がその気持を歌にするのならいいですけど、代作というのがね、なんとも脱力しちゃうじゃないですか。
さほど評価されていなかった歌なんですが、藤原定家は感心したんですね。だから百人一首にとった。定家はふられたことが何度かあったんでしょうか。そうみたいです。(笑)

えー、続きはこのあと。また読んでね。

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官能作家・館淳一。趣味は路上観察、雑学研究からセーラー服ウォッチング、美女装子探しまで、なんでも探索。
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