ぐらんぴ日記

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●「づつ」と「ずつ」 2011年02月03日17:22

片方づつ
と書いたら
片方ずつ では?
と校正さんから指摘が。

私は大学時代、放送学科で、そこで「放送文章」という講義・演習を受けた。講師はNHKで脚本台本を書いていたシナリオライターだった。

現実、放送で用いられることばは「発音」すなわち「どう聞こえるか」が優先であるので、「づ」「ぢ」という音はすべて「ず」「じ」と書くようにと言われた。「づ「ぢ」という文字は存在しないほうが、アナウンサーには都合がいいのであろう。まあ放送記者も面倒がない。
であるから脚本台本もすべて「ず」「じ」一本やり。アルバイトでフジテレビ、東京12チャンネルと歩いたが、放送界では、確かにそれで何か言われることはなかった。

それが出版社に入ると、そこは「づ」「ぢ」という文字が存在する世界であった。

しばらく私は「ず」と「づ」、「じ」と「ぢ」の問題に悩まされてきた。
ものを書くようになって、自分なりにだいたいの目安をつけるまでにずいぶん時間がかかった。

今の私なりの基準では、「片方づつ」なのである。

しかし学校で習う現代表記では「ずつ」らしい。(慣用として「づつ」も誤用ではないが……とされてはいるが)


むーん、五十年たって逆戻りしたのか。(;_;)
コメント
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コメント

ぐらんぴ2011年02月03日 19:35
ちなみに内閣告示によれば「公用語」はこうなるようだ。

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【昭和61年7月1日内閣告示第一号「現代仮名遣い」】該当箇所

5 次のような語は、「ぢ」「づ」を用いて書く。

(1) 同音の連呼によって生じた「ぢ」「づ」

例 ちぢみ(縮) ちぢむ ちぢれる ちぢこまる

つづみ(鼓) つづら つづく(続) つづめる(約△) つづる(綴*)

〔注意〕 「いちじく」「いちじるしい」は、この例にあたらない。

(2) 二語の連合によって生じた「ぢ」「づ」

例 はなぢ(鼻血) そえぢ(添乳) もらいぢち そこぢから(底力)

ひぢりめん いれぢえ(入知恵) ちゃのみぢゃわん

まぢか(間近) こぢんまり

ちかぢか(近々) ちりぢり

みかづき(三日月) たけづつ(竹筒) たづな(手綱) ともづな にいづま(新妻) けづめ ひづめ ひげづら

おこづかい(小遣) あいそづかし わしづかみ こころづくし(心尽) てづくり(手作) こづつみ(小包)  ことづて はこづめ(箱詰) はたらきづめ みちづれ(道連)

かたづく こづく(小突) どくづく もとづく うらづける

ゆきづまる ねばりづよい

つねづね(常々) つくづく つれづれ

★なお、次のような語については、現代語の意識では一般に二語に分解しにくいもの等として、それぞれ「じ」「ず」を用いて書くことを本則とし、「せかいぢゅう」「いなづま」のように「ぢ」「づ」を用いて書くこともできるものとする。

例 せかいじゅう(世界中)

いなずま(稲妻) かたず(固唾*) きずな(絆*) さかずき(杯) ときわず ほおずき みみずく

うなずく おとずれる(訪) かしずく つまずく ぬかずく

ひざまずく あせみずく くんずほぐれつ さしずめ でずっぱり なかんずく うでずく くろずくめ ひとりずつ

ゆうずう(融通)

★〔注意〕 次のような語の中の「じ」「ず」は、漢字の音読みでもともと濁っているものであって、上記(1)、(2)のいずれにもあたらず、「じ」「ず」を用いて書く。

例 じめん(地面) ぬのじ(布地)

ずが(図画) りゃくず(略図)

ぐらんぴ2011年02月03日 19:41
「地面」は「地」(ち)+「面」だから「ぢめん」
「図画」は「図」(づ)+「画」だから「づが」
のほうが合理的だけど、この際の音はどちらも呉音だというのだね。
漢音でいうと「地」は「じ」、「図」は「と」と発音する。

そうかあ、刑法175条「わいせつな文書、図画その他の物を頒布し、販売し、又は公然と陳列した者は、2年以下の懲役又は250万円以下の罰金若しくは科料に処する。販売の目的でこれらの物を所持した者も、同様とする」の「図画」がなぜ「とが」なのか不思議だったのだが、あれは漢音読みだったのだ。

ぐらんぴ2011年02月03日 20:00
この「放送文章」というのは、「しゃべった言葉が聞く人にすんなり理解できる文章」ということなので、長かったり、修飾語や語順が複雑だったりする文章は絶対的な禁忌だった。だから私は、一文が短く、簡潔に終わるくせがあった。
当時のSMポルノ小説は、団鬼六師に代表される、ねっとりねちねちと永遠に続くような、修飾語をえんえんと重ねた、長い文章が好まれて、私のはそれに比べてブツリブツリと切れる。「無機質」「味気ない」文章だとよく言われたものだ。
結果として、それが在来作家とは差別される個性として、新しい読者の支持を得たわけなのであるが、それは逆風のなかで得た支持なんである。ファンレターで「どうして団鬼六のように書かないのだ」と言われたこともある。(笑)
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官能作家・館淳一。趣味は路上観察、雑学研究からセーラー服ウォッチング、美女装子探しまで、なんでも探索。
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