ぐらんぴ日記

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天野哲夫氏遺影


もう終わってしまったのだけど、風俗資料館で催されていた『喜多玲子展』、資料写真のなかに天野哲夫氏の写真があった――と書いたっけね。
この写真、資料館からの案内状にも転載されていたから、さらにここで転載しても問題はないだろう(勝手に)

以下が資料館のほうで付した説明文。
「1970年、須磨利之と濡木痴夢男の二人は久保書店を出て新雑誌『あぶめんと』を創刊。発足当時、編集部には多くの作家たちが激励に訪れました。その中の一人、天野哲夫氏との和やかなスナップ。」

天野氏は1926年生まれだから、1970年というと44歳。新潮社校閲部員だった。
(ぼくは新宿『風紋』で天野氏に初めて会った際、〝新潮社校閲部 部長″という肩書きの名刺をもらった。だから「はあー、偉い人なんだ」と思っていた。その当時の新潮社校閲部といえば泣く子も黙る的な存在だったからね。
それからずいぶんしてある酒場で新潮社の編集者と会い、そのことを言ったら、彼らはひっくり返って笑いながら怒って(どういう反応だ)、「とんでもない、ヒラですよ!」
今でも不思議なのだが、そういうすぐウソがバレるような名刺をバラまいてどういうつもりだったんだろうか。見栄だったのだろうか)

今朝、親切なマイミクさんから『新潮』2月号に掲載された、康芳夫氏による沼正三追悼文、『家畜人ヤプー』秘話を送っていただいた。

以前、あるパーティで会った時、「天野氏のすべてを暴露しておいたから読め」なんて言われて、だけど何に書かれてたのか分からなくて、ようやく分かったのが最近で、しかし忙しくて図書館にも行けなかった。持つべきものはマイミクさんである。

談話記事である。分量が少ない(4ページ)。知った話が多く、秘話があんまりない(一般読者には秘話かもしれないが、ぼくらには秘話でもなんでもない)のが期待を裏切り。いや、康さんからそれ以前に吹かれるだけ吹かれてたせいか。
しかし「秘密の暴露」というのがないなあ。「ヤプーの真の作者」か共同執筆者かという問題も、どうも歯切れが悪い。
これは天野氏自身、康氏(著作権代理人)に真相を話していないからだと思われる。

ただ天野氏が極度の躁鬱病だったというのは初めて知った。まあそうだろうと思ってはいたが。そうなると「校閲部長」の名刺は、躁の時に考えた悪ふざけだったのではなかろうか。

「「家畜人ヤプー」は反天皇制文学である。にも関わらず三島由紀夫があそこまで熱狂的に褒めたというのがぼくは分からない」と康さんは言う。
そんなことも分からないのか。ぼくも分からないけど。(^_^;)

日本変態文学史上不朽の名作『家畜人ヤプー』が(全部ではないにしろ)天野氏の手になったこと自体は間違いない。ヤプーを読まずして変態だなんて言うな。天野氏が怒る前におれが怒る。合掌。



(画像は左から濡木痴夢男、須磨利之(喜多玲子)、天野哲夫)
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官能作家・館淳一。趣味は路上観察、雑学研究からセーラー服ウォッチング、美女装子探しまで、なんでも探索。
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