ぐらんぴ日記

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築地で豚天




昨日は思い立って築地へ昼ご飯を食べに行った。

本来ひとりでは「どこのなになにを食いにゆこう」などとは思わない人間なのである。誰かを饗応する場合は別であるが、男子が食い物を求めてうろつくなどすべきではない。目の前に立ち食いそばやがあればそれでいいではないか。特に老人がグルメを気取るなど「卑しい」の一語に尽きる。まあ若いもんがグルメを気取るのはもっと「卑しい」が。
(風俗店を求めて彷徨するのは許してしまうのだからもう身勝手なストイシズムではある)

しかしふと思ったのである。「豚天が食いたいなあ」
豚肉の天ぷらである。
何かの拍子に豚の天ぷらを食べたことがある。中華料理屋だったかもしれない。「旨いなあ」と思って以来、ことあるごとに「豚天」を探しているのだが、これが東京には少ないのだね。関西以西ではごく一般的な料理なのに、関東で総菜、一品料理として豚天を売るところ食べさせるところはほとんどない(お好み焼き、もんじゃ系を除く)。

「余命が尽きる前に食べておかなければ」と妙に焦ったのである。
Googleで検索すると、メニューに豚天を掲げているところは築地の「たけの食堂」と西荻窪「藤井食堂」の二店。
「どっちにしようか」と迷ったあげく築地「たけの食堂」を選んだ。なに、地下鉄で一本で便利だからだ。(^_^;)

「たけの食堂」は築地場外にある。

http://r.tabelog.com/tokyo/rstdtl/13007634/
http://www.tosen.co.jp/tsukijigohan/takeno.htm

どうも「築地関係者、近所のご常連」の小さな居酒屋的大衆食堂のようだ。こういう店はちょっと入りにくいんだよね、人見知りする人間には。
「まあ店の雰囲気を見て、入りずらければやめよう」などとびくびくしながら探す。少し迷った。むちゃくちゃ狭い小路にひっそりとあった。間口はわずか二間。入り口から店内は見えない。のれんがかかっていなければ、見たところ閉店してるような感じである。(画像左)

「うーん、どうしようかな」と迷っていると、調理場のほうから頭は丸刈りでずんぐりしたコックらしき人が出てきた(若主人だろう)。
「あの~豚の天ぷら、やってますか」
「おう、やってるぜ」
「いま、入れます?」
「あたぼうよ(とは言わなかったが)。入った入った」
でガラリと入り口の引き戸を開けると、
「わあああ」(*_*;)

上のURLの女性が書いてるのと同じ表現になるが、「これは場違いなところに来た」と思ったね。
三つのテーブルにごちゃごちゃと老若男女が群がってみんなビールや焼酎や日本酒をやって気勢をあげているのだ。午後の一時半にだよ。(*_*;)
まあ魚市場だからね、朝が早いかわり、昼前にはほとんどの仕事が終ってしまう。だから一般人には「まっ昼間」だけど客にとっては「一日の終り」なんである。ガーガー呑んで誰に後ろ指指されることはないんである。
カウンターが開いていたので座ると、
「ビールにする? ご飯」と主人が聞く。
思わずビールと言いたくなるけれどね、それじゃ一日が終ってしまう。
「定食にしてください」
主人の聞き方から推測するに、ここに純粋に食事を来る人は少ないようだ。

気を落ち着けて店内を見回すと、当たり前だが、ここは魚が売りの店なんである。魚なら何でもある、という感じ。それを刺身で食うか天ぷらで食うか。豚天がどうしてメニューのなかに混ざるのか不思議だが、豚天だけは「一皿単位で」と断り書きがしてある。「天ぷら定食」のなかに豚天をまぜてもらうとか、そういうことは出来ないのである。
おりから目の前に先の客の頼んだ豚天が出てきた。
「うげ」(*_*;)
すごい量。(*_*;)
「死んじゃうよ」
カロリー制限している身には致死量の毒だね。(;_;)

で、ぼくにも出てきました。待望の豚天。(画像中)

これ、厚切りのトンカツ用ひれ肉をぶつ切りにして、それに衣をつけて揚げたもの。豪快というか何というか。まあ総体として250グラム以上ありそうだ。(;_;)

それにご飯と味噌汁(アサリ・おいしい)お新香少々。

野菜つけ合わせはゼロ。(*_*;)
見てると、ここは刺身でも刺身だけドン。大根の千切りなんか絶対つけない。「野菜なんか食うやつは来るな」という感じだね。
ご飯はまあ高田馬場の定食屋並で、一般にいう「大盛り」。
ざっと眺めて総カロリーは800~1000。主治医が見たら激怒するような昼食である。

しかし、豪快きわまりない豚肉ぶつ切り天ぷら。
う、旨い。(*0*)
最初は「こんな量は食えない」と思ったけど、気がついたら全部食べてしまっただよ。
ご飯も残そうと思ったのに全部食べてしまった。カウンターの向こうの威勢のよい板前とかおばさんとかが睨んでるから(それがまたケンカしてるみたいな口調でひっきりなしにやりあってる)、怖くて残せないもん。
「ごちそうさま~」で、お会計は990円。や、安い~。(*_*;)

満腹で出て、一日空腹を覚えなかったけど、もしあなたが豚天が嫌いではなかったら、一度試してみてごらんなさい。こういう店ですけど。
まあ新鮮な魚が売り物なんだから、今度はマグロのぶつ切りに生ビールで、それから豚天といきたい。ひとりじゃ量が多すぎる。誰かを連れてくるのが正解だね。いますかねそういう人。

画像右は晴海通りに面した「華僑ビル」。1928年頃に建てられた由緒ある(ような無いような)古いビル。近代建築ファンにはよく知られた建物だが、いやあかなり侘びさびの風情がでてきたね。隣のビルもいい味出してます。

カセットに入れた20年以上も前の「フリオ・イグレシアス」を聞きながら銀座一丁目から地下鉄有楽町線、市ケ谷でJR乗り換え中央線、代々木で山手線乗り換え高田馬場。16時。事務所に着いたらすぐ野菜ジュースを飲みましたばい。(^_^;)
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官能作家・館淳一。趣味は路上観察、雑学研究からセーラー服ウォッチング、美女装子探しまで、なんでも探索。
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