ぐらんぴ日記

mixi上で「ぐらんぴ」が書いている日記の引っ越し版です。文字サイズ変更できます。

廃墟を愛する 2012年02月25日

さゆりん廃墟写真


昨夜は帰りがけ、渋谷のギャラリーバーで個展を開いてるマイミクさんを訪ねる。

http://www.fukuju-net.co.jp/

ギャラリーはBARにある、なのでどうも時間調整がうまくゆかなかった。(^_^;)

空撮と鉄が専門かと思ったら、実は廃墟も専門だったのね。高校時代から廃墟を訪ねて全国から全世界を歩き回ったらしい。それはすごい。

私も廃墟が好きなのだが、実は廃墟マニアも微妙な違いがある。

公共施設、大規模施設、ホテル、遊園地、鉄道関係……。
対象がいろいろあるのは当然として、

簡単な分け方でいうと、死体を考えてほしい。
(あまり気持ちいい喩えではないが)
死んですぐだと、死体は服を着てるし外見から個人的特徴も分かる。
その人がどういう生き方をしていたかも、所持品などで分かる。
この段階の廃墟というのは、見捨てられた直後から数年。
まだまだ「生前」の活動の名残りが残っている。

やがて死体は腐朽してゆく。どんどん有機物部分が消えてゆき骨格が見えてくる。人間だと分るものの、生きていた時代の証拠物件が消えてゆく。
それが十年以上経過した廃墟。

さらに時間がたつと、骨格しか残らない。性別すら判定できない。でも「ここにいたのは人間だった」と分かる。
二十年、三十年、半世紀、一世紀……。そういう廃墟。

しかしすべてが腐朽し風化してゆくわけでもなく、奇跡的に昔日の名残をとどめている廃墟が無いわけでもない。化石化して残ったという場合もある。そういう廃墟にぶち当たった時、廃墟マニアというかファンは狂喜するんだろう。

私はどちらかというと、死後間もない遺体に匹敵する廃墟が好きだ。
過疎の村の外れに、主もいないまま閉ざされている診療所とかね。
使えば使えるんだけど、二度と使うことはないだろうというような、廃墟未満というぐらいの無人の家屋。そこには、そこで暮らした人の息吹や体臭が今なお残っているようだ。そういう所に入って、風の音に耳をすますのが好きだった。なぜだか知らないが。
しかし、決して心霊スポット的な関心は抱いたことがない。
非常に無気味に思う場所があって「ああ、ここでは何か悪いことが起きたんだろうな」と思ったことは二度三度とあるけどね。

そんなわけで廃墟の写真や動画などを視るのが好きなんである。もう探索する体力は無いけれどね。実際、廃墟に身を置いてみないと、廃墟を愛する心というのは分からない。私でさえ「こんな廃墟は廃墟じゃない」と思うところでも、現地に行けばまた違う感興があるんだろう。廃墟を愛する人は体力のあるうちに訪ねなさい。

(掲げたのは個展で発表された作品のなかの一つ。サイパン島の戦跡)

イイネ!(11) Commander-紫弩  うみの  こもも  きた  のぶ翁。  邪太郎  コーシカ。 KillerLegs_Aki Katsu  わらねこ@笑夢猫
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コメント

サユリん☆ 2012年02月25日 20:07
昨夜はありがとうございました♪♪
気が付いたら廃墟に目覚め、「もっと売れるものを撮れ」と方々から言われながらも、なんとかここまで来れました。
ある意味、死体写真家でもあるのかな…
まだまだ撮りたい場所がありますけど、当面は海中を目標にします〜
コメント

KillerLegs_Aki 2012年02月26日 01:35
さゆりんの廃墟はing形とヲイラは見ました。
なので好き♪
んー うまく言えない(´・ω・`)

コメント

ぐらんぴ 2012年02月26日 09:46
>サユリん☆さん もっとゆっくりして廃墟談義に花を咲かせたかったけど、ヘンなオヤジは早々に退散しました。(^_^;) そうです廃墟は建築物の遺体です。本来は姿をとどめるべきでもないものが遺体を晒してるから、そこに廃墟愛が生まれる。ネクロフィリアですね。
なかには超新鮮な遺体を愛する廃墟マニアもいまして、住人が去って空き家になった瞬間から取り壊されるまでの建物が一番いいというのですね。まだ廃墟という風情が生まれないからおおかたの廃墟マニアは見向きもしない物件なんですが。私も嫌いではないですけどね。しかしあまりに新鮮すぎるとなかなか立ち入れない物件が多い。

ぐらんぴ 2012年02月26日 12:14
さゆりんのホームページで見たけれど、前も日記で紹介していた、旧東海道線の根府川駅遺跡というのはすごいものだ。なにせ海のなかにある。
海中の遺跡というのはロマンがあるよねえ。

ぐらんぴ 2012年02月27日 00:54
海中遺跡というのは、つまりは水死体であるか。(笑)
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官能作家・館淳一。趣味は路上観察、雑学研究からセーラー服ウォッチング、美女装子探しまで、なんでも探索。
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