ぐらんぴ日記

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フランス料理「龍圡軒」 2012年02月03日

龍圡軒ビル

龍圡軒正面

1月26日、マスコミがいっせいに「石原新党実現か」と書き立てた。
25日夜、石原慎太郎が亀井静香、平沼赳夫と西麻布のフランス料理店で秘密会談をもった――というのだ。
私が関心を惹かれたのは「西麻布のフランス料理店」である。
西麻布にはミシュランの星クラスの店なら『オオハラ』など数店あり、フランス料理というカテゴリーなら、ざっと二、三十軒がひしめいている。
都知事の特権で、高くてうまいものばっかり食ってる観がある石原慎太郎だから、さぞかし名のある一流店で会合したのではないか、と思うのがふつうだが、私はふと、

龍圡軒じゃないか。

って気がした。
秘密会談だから人目についてもいけない。予約がぎっしりの有名店ではまずいだろう。目抜き通りに面した店も避けたい。それでいて料理には定評のある店。
となると龍圡軒は環境としてもぴったりである。
まあ、私の勝手な推測だけれど。
その推測にはさらに理由がある。
今度の石原新党構想に関して、慎太郎は「2.26の下級将校がクーデターを起こすに匹敵する政治運動でなければダメだ」というようなことを、しきりに言っていたからだ。その連想で龍圡軒のことが脳裏をよぎったのだ。

私が30年近く前、西麻布に引っ越してきて近隣をブラブラ散歩していると、墓地を下って、まっすぐ六本木通りに抜ける商店街の一画に、ちっちゃなレストランが目についた。隣が焼き鳥屋。格式も何も感じさせないけれど、落ち着いた雰囲気の外見。
それが龍圡軒だった。

 龍圡軒旧


「おお、これが……」と思った。
店の看板にも「1900年創業」とうたっている。明治33年。当時本格的なフランス料理というと精養軒ぐらいしかない時代だ。フランス料理界でも「生業店としては日本で最古参の老舗」というぐらい、古くて由緒のあるレストランで、私のように名前だけは知ってる人も多い店だ。
たまたまその前を通りかかって気づいたのである。
なぜ名前だけ知っていたかというと……。

以前はこの場所ではなかった。今の六本木七丁目4番地。かつて新龍土町と呼ばれたところにあった。三井ミッドタウンや新国立美術館に行った人は、外苑東通りに面してガソリンスタンドがあるのをご存知だろう。あの北隣あたりにあったらしい。三井ミッドタウンは旧防衛庁で、もとをただせば陸軍歩兵第一連隊の兵舎だった。
フランス外交官の邸でフランス料理を学んだ岡野菊松氏が英国大使館裏に『快楽亭』として創業した同店は、二年後、この地に移転してきて『龍圡軒』をなのった。龍土町にちなんだ名前だが「土」ではなく「圡」とした。すぐには出ない漢字だから、たいていは「龍土軒」ですませている。

ここにやってきたのは、国木田独歩、島崎藤村、徳田秋声ら自然主義の文学者たちだった。やがて『龍土会』というサークルまで作られたというから、一時は文人たちの会合の場だった。それなりの個室も用意されていたのだろう。
しかし、銀座あたりのもっと便利な地にフランス料理店がひしめくようになると、文人たちの足が遠のいた。大正時代あたりから、店の常連は真正面の歩兵一連隊、裏手の歩兵三連隊にいる将校たちになっていったらしい。そうそう明治時代には乃木大将も来ていたという。すぐ近くが乃木邸だからね(今も記念館となって在る)。
あの2.26事件の首謀者である安藤大尉ら下級将校たちは、この店でクーデター計画を練ったとされる。よって龍圡軒は「歴史に残るフランス料理店」になったのである。史書をひもとけば必ず名前が出てくる。

先の大戦、空襲で店は焼かれた。二代目が龍土町を離れて霞町(いまの西麻布一丁目)に移転し、現在のところで名はもとのままの『龍圡軒』を開き、今に至る。
二年ほど前、その小さな店が取り壊されて跡地にマンションが建った。
「おや、どっか行ったのか、閉店したのか」と懸念していたが、老舗龍圡軒はもとの場所に、マンションの一階に新装開店した。店舗としては三代目、シェフとしては四代目になる。ヌーベルキュジーヌなどどこ吹く風というしっかりした伝統的フランス料理を供するという。
何せ古くからあるものだから、今も文化人、政財界の人士が時おり顔をみせる。散歩していてこの店の前に報道陣が群がっているのを見たのは何度かある。
私は未だ一度も入ったことがない。西麻布を去る時はここで食べようと思っていたのだが、以後三十年、居座り続けてしまったからだ。
果たして私は龍圡軒の料理を食べることがあるだろうか。

↓参考サイト『昭和を歩く〜2.26事件 東京紅團』
http://www.tokyo-kurenaidan.com/showa2.htm

イイネ!(3) あられ。 きた かおる姫
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コメント

森 美貴 2012年02月03日 07:57
私も、西麻布に7年ほど住んでいました。ご近所だったんですね。
その店知ってますが、入ったことはありません。
コメント

ぐらんぴ 2012年02月03日 08:16
>森 美貴さん そうです。あなたが住んだところの裏手に私のマンションがあります。H氏が私のところに来て「そこに森美貴さんが住んでるよ」と言ってました。世間は狭い。(笑)

森 美貴 2012年02月03日 08:52
え…。それは…ぜんぜん知りませんでした。
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六本木『クローバー』閉店……。 2012年02月01日

クローバー閉店

クローバー閉店2


クローバー閉店あいさつ




ちょっとショックだったな。
毎日のように行き帰りして前を通っていたのに、まったく気づかなかった。
六本木交差点から渋谷方向へすぐのところにあった喫茶店『クローバー』
創業が1930年ごろという老舗の洋菓子店。私が社会人になった頃はまだ小さなお店だったが、有名人ご用達の、当時のセレブでハイソなかたがたご愛用の店だった。
私はここでいしだあゆみのインタビューをしたことがある。
たぶん昭和40年代末に現在のクローバービルとなった。ゴージャスでゆったりした内装を誇る喫茶店だった。『アマンド』の喧噪を嫌う層がこちらを利用した。
いろんな人と会った、思い出がいろいろある店だったが、まさか閉店するとは……。
いや、周囲のビルがどんどん壊され、背後のTSK CCCビル(六本木の九龍城といわれた)が撤去され、周囲がガランとしてしまったのが気になっていた。そうなれば残った物件は必ずどこかに買収されるものだからね。
どうもそうだったらしい。クローバービルが消えると一帯は巨大な空き地となる。六本木のど真ん中だ。再開発事業が始まるのではないか。
――と思ってホームページを見たら、「店舗設備の老朽化や周辺環境の変化を鑑み、一旦閉店させて頂くことといたしました」とある。
つまりビルを建て直すということなのだろうが、「周辺環境の変化」というのが少しひっかかるね。大きなビルにして、そのなかに入るということなんだろうね。やはり再開発的な動きに関連しているようだ。

それにしても六本木1丁目の『六本木プリンス』、西麻布『パンドラ』が消えたと思ったら、今度は『クローバー』か。思い出深い場所が次々に消える。消えると分かっていたらもう一度行ってみたのに。(;_;)

イイネ!(3) 霞 misaki 邪太郎
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コメント

ぐらんぴ 2012年02月01日 17:01
二階の、右手二つ目の窓あたりの席をよく使った……。

ぐらんぴ 2012年02月01日 17:53
最後に、アールグレイの紅茶にマドレーヌを添えてもらって、懐旧の念に浸りたかったよ。(笑)

ナゾマ 2012年02月01日 22:54
喫茶店は消えゆく運命なんでしょうか。店舗改装すると、お店の雰囲気も変わってしまうかもしれませんし……
コメント

霞 2012年02月01日 23:38
「クローバー」という店は知りませんでしたが、霞町の「アマンド」を入ったところの、古めかしい医院を「家庭画報」の編集者に紹介していただいて。以後、自分だけでなく不調だと、すぐにタクシーを飛ばして、わざわざ霞町もうでをしたものでした。作家や芸能人が多かったようですが、めったにかち合うことはなかったです。東大の反戦運動のメンバーで、ほんとに病気のときは、
すぐに大病院の院長や、副院長に紹介してくださるので、その時期は安心して
むちゃができました。
「酒、飲んでもいいぞ」といわれて、キッチンにゆくと、巨大なキャビネットに、ぎっしりと洋酒がつまっており、たまにいただいてかえりました。その間、先生はさ湯を飲んでらして…。
そんな時期があり、霞町、「アマンド」などは、とても懐かしい土地なのです。勝手なことをお書きして、すみません。霞町を語る方がいないので…。
コメント

ぐらんぴ 2012年02月02日 00:59
>ナゾマさん 喫茶店は今では念入りにたてた美味なコーヒーをゆったりした内装の店内で飲ませるハイソ店と、業務用コーヒーメーカーで淹れたそれなりの味のコーヒーを、安い価格で提供するスタバなどの大衆向けチェーン店に二極分化していってますね。中間の、よくタクシーの運転手が休憩しているような、昔ながらの喫茶店がどんどん少なくなっています。私は中間店が好きなので、どうも困ったものです。
六本木でいえば、クローバー無きあと椿屋珈琲店がハイソ店の代表ですか。あと神保町や銀座にある「壱真珈琲店」が一杯で1000円ぐらいの価格です。それなりにゆったりしています。アマンドは中間店ですが減ってきてるんじゃないでしょうか。安めの価格で客がのんびり居座ると利益が出ないんでしょうね。だったらスタバのように居心地悪くしてグルグル回転させる。
中間店がいちばん打ち合せに最適なんですが、六本木にはそういう店がほとんど無くなって頭が痛いことです。大衆店は何しろテーブルが狭いですから。
六本木駅上に『ルノアール』がようやく進出してくれたので、これからはそこが打ち合せ場所になるかなあ。でも他の店に比べてオヤジ度が少なくて居心地はよくないんです。

ぐらんぴ 2012年02月02日 01:13
>霞さま 私はいま、まさに昔「霞町」だったところに住んでるわけですが、その昔、『アマンド』は確か三店あったと思います。
一つは墓地下の、外苑西通りが分岐する三つ股のところ。ここは『アマンド』の本社があるので、アマンド系列では一番由緒正しい店ですか。
もう一つがかつて写真家の秋山庄太郎氏のスタジオのところにあった店。
それともう一つ、その真向かいに『アマンドマロンコーナー店』というのがありました。
秋山氏がスタジオを構えたことで霞町は写真家が集まり「霞町写真村」というのが出来たと聞いてます。秋山スタジオは十数年も前に壊されて、以後霞町のアマンドは二店になったんですが、去年の11月、マロンコーナー店が閉店になり、今では本店の霞町店だけになってしまいました。(六本木交差点のアマンドは改築されて健在ですが)。
私の知ってるかぎり、あの近くで古い医院があったというと、マロンコーナー店のほうかしら。いずれにせよ現在は見当たらないのでもう廃業したのだと思います。ともあれ霞町=西麻布周辺も猛烈に変化して、昔日の面影はほとんど無いと言っていいですね。マロンコーナー店から入って日赤から下る坂のあたりはそれでも鄙びた商店街を形成していますね。私が住んでいるのは霞町交差点から六本木のほうへ坂を上がってゆく右手のほうになります。30年近く前は本当に閑静な住宅街でしたが、騒がしい町になってしまいました。仕方のないことですが。

みう 2012年02月02日 02:01
上京する度に立ち寄っていた素敵なティールームでしたのに本当に残念です。

東京の慣れない喧騒の中で数少ないひとりでぼーっとお茶が出来る場所でした。

建て替えされるのですかねえ。
コメント

ぐらんぴ 2012年02月02日 09:34
>みうさん ご上京の時のご用達店でしたか。
客層がハイソセレブ紳士系だったので、店内は静かで落ち着けましたね。ウエイトレスさんの感じもよかった。今度はあの一帯を全部占領する大きな複合施設ビルが建ち、クローバーも地権者として一画を占めて営業すると思います。数年後のことになると思いますが。

くまくま('(ェ)') 2012年02月02日 16:32
クローバーが閉店とは驚きました。最後に行ったのはまだ渋谷に住んでいたころですから10年近く前と、とんとご無沙汰ではありましたが、いざ閉店と聞くと寂しいものですね。
コメント

霞 2012年02月03日 15:10
相変わらず、重度の方向オンチの私なので、主人にたしかめましたら、「秋山庄太郎氏のほうじゃないか。あれだけうかがってるのに、わからないのか?」と、あきれられて。
つまり、その裏手の道を少しはいったところです。いつも少々迷ってから、たどりつくのです。
その医院は、まるで竹久夢二描く美女が現れそうな、白い格子のガラスドア。
それを開けると、チリリーンと、鈴がなる。
美女の看護師かなんかが現れるかと思うと、巨体でずんぐりした男の先生が、くわえ煙草で白衣をひっかけながら現れるのです。

プライバシイを守るために、先生おひとり。
かなり大きな医院で、広い草ぼうぼうの庭つき。医院は、清潔でしたよ。

「六本木で、巨大なやぶ蚊が出るのは、あそこだけ」
行ったことのあるひとは、みんな楽しげに笑ってしまう。

体調が悪く理由がわからないひと(著名人を含めて)が電話してやってきます。
そこで、大抵結論は出てしまうのです。

家の助手が、私たちが長野に逗留中に、東京て体調をくずして先生のところに伺ったときなど、「赤血球がふえているから、盲腸かもしれん。紹介するからそこへいきなさい」といわれ、5万円を貸してくださったり。

手術の腕は、最高なのです。なにしろ、反戦を貫いた先生なので、戦地に送りこまれ、麻酔切れで、麻酔なしの手術の経験まである先生。戦中の、東大医学部の反戦の学生たちは、逮捕されたり戦地に飛ばされたり、大変な思いをしておられるので、とても結束がお強かったようです。
その恩恵にあずかれてたいへん幸せでした。

その後、大きなマンションになりましたが、先生は、昔のほうが生きがいがあったみたい。チマタにも面白い医院が、ありますね。
コメント

ぐらんぴ 2012年02月04日 19:02
>霞さま 大きなマンションになったのですか。だとしたら「あそこかな」という気がしますが、昔の話なのでもう知ってる人も少ないかな。私が通っている床屋のオカミサンが土地ッ子でいろんなこと知ってるので、聞いてみますね。

霞 2012年02月06日 00:45
小名木正夫先生は、亡なられたのではないかと。
ビルが出来て、一回、お祝いに主人とまいりました。
ビルの半地下が、おしゃれな診療室になっていましたが、先生はちょっとご不満そうでした。わたしたちも、ヤブ蚊が出る医院のほうがちょっぴり、懐かしかった。
それは、わが家とて同じで、マンションにしてから、バカ騒ぎは、あまりする気になれなくて…。まあ、長野のほうでは編集の方などとよく騒いでいましたが…。

話は戻りますが、新築マンションに伺ったあと、飲みにつれっていってくださり、さんざんお世話になったお礼にうかがったのに、お勘定まで払っていただいては悪いじゃないですか。で、そっとお勘定をお支払いしてきたのです。
翌々日、すぐに速達の現金封筒が配達されてきて、中に現金と、「お忘れ物です」とひとこと。
参りました。
もう、かなりのお歳なので、気になってはいるのですが…。

小名木先生のご住所は、港区西麻布2-24ー6でした。お家は千葉におありなのですが…。

(後日注:住所から検索すると、そこは現在、ウィステリア西麻布というマンションになっている。)

フリアンの『パンドラ』閉店 2011年12月23日 06:10

パンドラ閉店1

パンドラ閉店2
ありし日のパンドラ

フリアン
↑西麻布の銘菓「フリアン」

甘いものはあまり食べない私だが、時折、口にするのが「フリアン」という焼き菓子である。ご近所の洋菓子屋『パンドラ』(西麻布店)で売っていた。
サクッとしてふわッとしてモチモチとしてあまり甘くない。コーヒー飲みながら食べるのにちょうどよく、おつかいものにもよく買っていた。そんなに有名でもなく高くもなく、でもあまり目につかない、なんとなくレア感のある地元のお菓子として、ちょっとした手土産には重宝していた。
私が西麻布にやってきた30年前からテレビ朝日通り交差点の西麻布側角に店舗をかまえていて、後ろには小さな工場もあって、そこでケーキを作っていた。
「六本木の洋菓子といえば『クローバー』か『パンドラ』か」と言われた時代があったのである。
店舗の一画には三つか四つのテーブルがあって、お茶がのめるようになっていて、ちょっとおしゃれな待ち合わせ場所としては好適であったろう。
一時はパンも焼いていたし、ちょっとしたランチも提供していた。
数年前、店のバックヤードにあった工場を移転し、その部分を拡張して店舗にした。その頃から家人は「ケーキがおいしくなくなった」と買わなくなった。
待ち合わせ場所があまり無い地域なので、そこそこ客は入っていただろうが、今年になって通りを挟んだ向かいがわに六本木ヒルズのアネックスが出来、そこの一、二階に「東日本で最大」と言われるマクドナルドが開店した。オープンテラスもあるし内装もこじゃれてる。
それ以来、店がやる気を無くし、営業時間をどんどん縮小していった。「これは大打撃だな」と私も心配していたのだが、悪い予想は当たった。
「何かいつも店を閉めてるな」とは思っていたのだが、まさか撤退したとは気づかなかった。家人のほうが先に気づいた。閉店したのは12月10日だったという。
さて、では私はフリアンを今度はどこで買ったらいいのだろうか。ショーウィンドウに貼られた掲示では「『カフェラウンジ・パンドラ目黒店』に統一します」とある。調べたら目黒雅叙園の一階だ。そこまで買いにゆくのか。もっとほかに出店があったような気がする。ご存知のかたは教えてね。
==============================
コメント

ぐらんぴ 2011年12月23日 11:01
もとは六本木・乃木坂のステーキハウス『ハマ』(今は『ニューハマ』)の洋菓子部門として設立されたんだそうだ。
http://www.ntv.co.jp/don/don_01/contents/2009/11/30/
1975年というから、創業36年か……。

くまくま ('(ェ)')2011年12月23日 11:51
この店の前で待ち合わせをしたことがあります。
何十年も営業していた店が閉店というのは淋しいですね。

コメント

ぐらんぴ 2011年12月24日 09:26
どの地域にも、そこに根ざしたお店というのがあると思う。全国展開したブランドにない趣が地元の人に愛されて、だからこそわざわざ遠方から買いにきたり通りすがりに寄って買ってゆくという店があるよね。神保町でいえば『柏水堂』のクッキーとか。神楽坂なんかいっぱいありそうだ。そういう店こそ永遠に残って欲しいものだけれども、ある日、消えてゆく。

ぐらんぴ 2011年12月24日 09:29
西麻布にはその昔『和泉家』という、けっこう名が売れた和菓子舗があったのだけれど、放漫経営がたたってある日突然、従業員にも知らせないまま倒産し経営者は雲がくれしてしまった。長いこと揉めていたが地元民としては悲しい出来事であった。

魔がさして「すた丼」……2011年11月16日

すた丼


何をやってもうまく行かない一日(15日)だったが、きわめつけはこれだったな……。
午後2時すぎ、新宿の東急ハンズで買い物して空腹を覚え、食堂街をウロウロしたけれど、これといった店も見つからず、ともかく高田馬場まで行く。昨日もここの定食屋さん『ひとりむすめ』で定食を食べた。その時、ちらと丼専門店を見かけたので、今日はそこを選んで入ってみた。あとで調べたら『伝説のすた丼屋』であった。

http://sutadonya.com/

どう考えても腹ペコ食欲旺盛の若者の店であるが、うかうかと入ってしまったのが悔やまれる。糖尿歴20年のおじさんということを、この時忘れていた。まあ肉をガツンと食いたいという気分だったのじゃね。

ごくふつうに並の(大盛じゃないよ)すた丼600円+わさび+おろし100円を注文。
すた丼が出てきた時も、「牛丼の具が豚になっただけのものよの~」と考えていたのが浅はかであった。この店の探訪者たちは、並の胃袋の人間にはミニがおすすめと言っている。
何せバラ肉だからね、脂っこい。それをニンニクたれで煮込んでいる。旨くないとは言わないが、量が多過ぎる。ご飯も高田馬場ではふつうだけど、私には半分でじゅうぶん。結局具は全部食べたけれど、ご飯は半分残した。
それなのに、消化しないのである。
こういう時には絶大な効果を発揮する消化薬『恵命我神散』を服用しても、六時間して家に帰って夕食を食べようとする時、ようやく「こなれたかな」と思うぐらい、胃袋にもたれていた。ずうっとニンニク臭いゲップが出るのにはまいった。

そして、夕食のおかずは……豚肉のショウガ焼き。
神様、ごめんなさい、許してください。もうすた丼は食べません。(;_;)

イイネ!(6) くまくま('(ェ)') misaki Commander-紫弩 しのざき 麻屋 寿@ロープ沖縄 ゆずきいくと
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コメント

ぐらんぴ 2011年11月16日 05:12
この「すた丼」は「スタミナ丼」の略。ニンニクを多用したものに「スタミナ」がつけられる。私はバカで、なんとなく「スタジアム丼」かなと思っていた。
調べてみるとけっこうファンが多く、なかにはこいつの大盛に半ラーメンをつけるという猛者までいる。どういう胃袋をしてるんだか。
例のハンカチ王子こと斎藤佑樹選手も早稲田時代はすた丼を好んで食べていたとか。そりゃ野球選手ならね。探せばレシピもいろいろ。決してまずいものではないです。食欲さかんな子供には喜ばれるでしょう。

水星騎士(゚-゚)牙魅! 2011年11月16日 07:06
すた丼とラーメン二郎は並みの胃袋では無理だと思うのです(((゚-゚)))

Mio 2011年11月16日 07:40
息子なら大喜びで食べる事間違いないですね。
私も、脂っこいもの受け付けなくなりました(^_^;) ウップ

胃もたれ早く治ると良いですね。

マーサ☆リノイエ 2011年11月16日 08:38
最近はすた飯というお店もできましたね。
数年前食べて恐れ入って、以来食べてません。
私は糖尿こそありませんが、生来の胃腸弱体質、
カツカレーはもう何年も食べてませんし、ハンバーグも上等のじゃないと半日具合悪いです。

vikke 2011年11月16日 08:44
すた丼とは!あれはシンドイです。味も単調なんでだんだん飽きてくるし。

『~』 2011年11月16日 10:34
これの「玉子抜き」というのができれば、自分としては最高です。

ダリ夫 2011年11月16日 10:48
その少し先に、吉祥寺どんぶりというのがありまして、これがまた……。

ぐらんぴ 2011年11月16日 13:26
>がみ(゚-゚)夜行さん ラーメン二郎は、野菜がそれでもたっぷりなので、食後が楽なんですね。すた丼は野菜がほとんど無いので胃袋は地獄です。(;_;)
>Mioさん そうです食べ盛りの息子さんのおやつに最適。(^_^) レシピ的には豚バラですからそんなにコストはかかりませんしね。ただ野菜が……。店レシピはネギですがこれをタマネギに替えたり、自作すた丼はそれぞれ工夫してますね。店ではレディースセットというミニ丼と野菜サラダ+デザートのセットを用意していますが、女性でチャレンジするのは勇気がいるでしょう。
>マーサ☆リノイエ え、すた飯もあるんですか。行ってみようかな~(懲りてない)。私は脂モノはそうでもなかったのですが、だんだんにダメになってきましたね。カツカレーは大好物ですが何年も食べてません(まあ糖尿だから封印してるんですけど。
>vikkeさん そうなんですよね、食べても食べてもひたすら豚バラというのは、やはり開きますね。私は悪い予感がしてわさび大根おろしをトッピングしたんですけど、それも足りませんでしたね。何かサッパリした漬物ふうなフリートッピングがあればいいのに。
>『~』さん あの卵がふつうのより小さいんですね。小玉。それで助かりましたが、あれを用いても余ったご飯が攻略できなかった。玉子抜きでも大丈夫ですか。強い胃だ。(*_*;)

ぐらんぴ 2011年11月16日 13:28
>ダリ夫さん そういえばそんな店を見たような……。やはりすた丼なみの威力ですかね。

ぐらんぴ 2011年11月16日 14:23
うわあ、これか。吉祥寺どんぶり。ここに入らなくてよかった。(笑)http://r.tabelog.com/tokyo/A1305/A130503/13054312/

ゆめち 2011年11月16日 16:44
僕も『~』さんと同意見です
胃が強いというよりは 卵が好きではないので

さや姫 2011年11月16日 19:12
吉丼のからあげ、すごいでっかいから気をつけてください(笑)
1こでお腹いっぱいなのに、それが大量に乗ってますから(笑)

でも、おいしいですよ

くまくま('(ェ)') 2011年11月17日 08:26
確かに普通の人にはここの並は大いし、モタレるかもしれませんね。
私のお勧めはとろスタ丼です。ミニもあります。
ちなみにまだ二郎は大盛り全マシがいけますが、最近は翌日まで何も食えなくなってきました(笑

ぐらんぴ 2011年11月17日 10:16
>ゆめちさん う、ひょっとしてすた丼並盛りで軽くイケるクチですか。(*_*;)
まあ玉子はいらないといえばつけないでくれるんじゃないですかね。その分安くはならないだろうけど。

>さや姫さん ホームページで圧倒されました。やはり試す気にはなりませんね。殺人的です。(;_;) おいしいらしいですけどね。

>くまくま('(ェ)')さん トロすた丼と言うのも有るのですか。怖いな。怖いよ
~、半径20メートルには近寄りません。糖尿患者の敵。(笑)

敗者復活戦は幸楽苑で2分半

日曜は六本木『麺匠・竹虎』で10分以上待たされて納得できないラーメン食わされてどうもモヤモヤしてる。確かに腹いっぱいになったけど、なんか「あー、ラーメン食った!」という気がしない。
ほんで今日は六本木で昼めし。
いつもは交差点を二、三軒ミッドタウン寄り左側、二階にある『おはち』で和食系定食食べるんだけど、気がついたら通りこしている。『かつ屋』の前に出ちまった。あぶないあぶない。ちきんカツ麻婆豆腐かけ丼というの旨そうだったけどパス。平気で1000キロカロリーはあるよ。(;_;)
「へんだな~」と戻ってみたら、な、な、なんと、『おはち』は撤退していた。(*_*;) 落ち着いてご飯モノ食べられる店だったのに。(;_;)
六本木おはちに何があった。まあそんなに入ってる様子はなかったけど、ガラガラでもなかったと思うが。
さて、ではどうするか。『富士そば』に食指が動かないでもなかったけど、ここでふと思い出した。
そうだラーメン復活戦や!
といっても名店はこりごりだ。オペレーションがどうのこうので遅くてイライラするのはイヤだ。
で、入ったのはご贔屓『幸楽苑』。いつもは五目野菜ラーメン590円だけど、なにかご飯モノが欲しくて、味噌ラーメン+半チャーハンセットの650円。(税込みで682円になる)
もちろん麺は半分、チャーハンも半分残すつもりですよ。はい。
時刻は2時。ランチタイムの喧噪は過ぎたけど店内は30人ぐらい、ほどほどに客は入ってる。
テーブルに座って注文。ちょいと時刻を確認。それからメニューをちょいちょいと見て「餃子30個が399円持ち帰り、ひー、これお得」なんて感心してて、ふと目を上げたら女子店員が麺の丼とチャーハンの皿をもって近づいてくる。
「ふーん、おれより先に同じものを頼んだやつがいるんだな」と思った。私の背後にそれを頼んだ客がいるものとばかり。そしたら私のテーブルに置かれた。
「お待たせしましたあ。味噌ラーメンにチャーハンです」
ひいいい。2分と少しですぜい。2分半にならない。カップラーメンより早い。(*_*;)
まあチャーハンはここは自動炒め機を使ってるから早いのは分かるんだけど、ラーメンも早すぎないか。作りおきしてるんじゃないか(まさか)。

慣れた味ですからね、パクパク食べましたよ。飽きることはありませんね。気がついたらラーメン完食、チャーハンは5分の1ぐらい残しでブレーキ。
とほほ、カロリーオーバーですね。(;_;)それだけパクパク食えたということ。
やはりラーメンはオペレーションもへちまもありませんね。パパッと作ってパパッと出す。パパッと食う。それが命です。おわり。

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官能作家・館淳一。趣味は路上観察、雑学研究からセーラー服ウォッチング、美女装子探しまで、なんでも探索。
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